プロジェクトの計画や予算・工数管理に、どのプロジェクト管理ツールを使えば良いのか、悩む方も多いのではないだろうか?
プロジェクト管理は、どのプロジェクト管理ツールを使うかでプロジェクト管理自体に掛かる工数が大きく変わってくる。時代はExcelやVBAではなく、クラウド型ツールでプロジェクト管理する時代になっている。
今回、800社以上の導入実績を持つ、クラウド型プロジェクト管理・工数管理ツール「InnoPM」を提供する、株式会社電縁のチーフマネジメントディレクター 酒井氏とエキスパート 長野氏に「InnoPM」の特徴や機能について詳しく伺った。プロジェクト管理・工数管理ツールの導入・リプレイス時の参考にして頂きたい。
Contents
1.株式会社電縁の概要
株式会社電縁は、コンサルティングやシステム開発、「InnoPM」や「サイネージ・リレーション」などのパッケージソフトウェアを提供するIT企業である。名古屋証券取引所に上場する株式会社ガイアックスのグループ企業でもあり、システム開発などIT領域だけでなく、経営戦略や課題解決などビジネスコンサルティング領域まで幅広くサポートしている。
2.「InnoPM」の概要
「InnoPM」は、年間契約で月額3,000円から使えるパブリッククラウド型のプロジェクト管理・工数管理ツールだ。プロジェクトの進捗管理や工数管理だけでなく、売上管理系のレポートなどマネジメント層向けの機能も強い。
会社や組織全体で「InnoPM」を活用することで、プロジェクトの進捗や工数、損益を一元管理することが可能だ。以下の特徴と機能を持っており、プロジェクト管理・工数管理を強力に支援してくれるだろう。
主な特徴
- 洗練されたリッチなインターフェース
- Googleカレンダーのような直感的で高い操作性
- 標準で30種類以上という豊富なレポート
- マルチデバイス対応
- 月1~2回のバージョンアップ(機能追加・機能改善)
主な機能
- ガントチャート
- 工数登録
- レポート
- データ取込/データ出力
3.「InnoPM」の主な機能
3.1.ガントチャート
ガントチャートの作成
「InnoPM」では、ガントチャート機能は、ガントチャートに求められるタスクのグルーピングや工程間での紐付け、マイルストーンの配置、担当者の配置など簡単に設定することが可能となっている。期間変更もドラッグ&ドロップで簡単に可能だ。
ガントチャート上での進捗・工数状況の可視化
プロジェクトメンバーが実績工数(タイムシート機能)を登録すると、工数と進捗が集計され自動でガントチャートにアタッチされるようになっている。スケジュールと進捗・工数状況を同時に確認することができ、プロジェクト管理者の大きな助けになるだろう。
PDF・CSV出力
ガントチャートは、PDFとCSV出力も可能となっている。社内外のステークホルダーへの報告や打ち合せ、メール送信時にとても便利な機能だ。
3.2.工数登録
担当者ベースの工数実績の登録
工数実績は、カレンダーから簡単に登録することができる。登録時にプロジェクトや工程を選択できるようになっており、登録すると自動でプロジェクトの工数実績に紐づくようになっている。カレンダー型のインターフェースは、マルチタスクユーザーにも使い勝手が良いだろう。
また、工数実績の登録は、「タイムシート型」のインターフェースも用意されており、好みに応じて担当者単位に設定可能となっている。
〈タイムシート型のインターフェース〉
3.3.レポート
「InnoPM」の大きな特徴の1つが豊富なレポート群だ。なんと標準で22種類(2016/8末現在)ものレポートを搭載している。プロジェクトマネージャー向けのレポートだけでなく、組織のマネジメント向けのレポートが搭載されていることも大きな特徴だ。「InnoPM」を使えば、プロジェクトマネージャーは今後、経営会議用に別途レポートを作る必要がなくなるだろう。
レポート一覧
本記事では、豊富なレポートの中から以下5つのレポートにしぼって解説する。
〈損益・資産レポート〉
・売上レポート
・売上総利益レポート
・損益レポート
〈工数レポート〉
・プロジェクトレポート
・メンバーレポート
売上レポート
売上レポートでは、売上予算と実績、差異を確認することができる。
以下条件指定が可能で、要件に応じて集計条件を変えることもできる。
〈集計条件〉
・全社
・取引先
・プロジェクトカテゴリ
・部署
・プロジェクト責任者
・プロジェクト名
売上総利益レポート
売上総利益レポートでは、売上総利益予算と実績、差異を確認することができる。
条件指定も可能で、要件に応じて集計条件を変えることもできる。
〈計算式〉
売上総利益 = 売上 – 原価 – 経費
〈集計条件〉
・全社
・取引先
・プロジェクトカテゴリ
・部署
・プロジェクト責任者
・プロジェクト名
損益レポート
損益レポートでは、営業利益の予算と実績、差異を確認することができる。
条件指定も可能で、要件に応じて集計条件を変えることもできる。
〈計算式〉
損益 = 売上 – 原価 – 工数原価 – 経費
〈集計条件〉
・全社
・取引先
・プロジェクトカテゴリ
・部署
・プロジェクト責任者
・プロジェクト名
プロジェクト工数レポート
プロジェクト工数レポートでは、プロジェクト別の工数予算と実績を確認することができる。
集計単位は、人月・人日・時間・分の指定が可能である。
以下条件指定が可能で、要件に応じて集計条件を変えることもできる。
〈集計条件〉
・全社
・取引先
・プロジェクトカテゴリ
・部署
・プロジェクト責任者
・プロジェクト名
メンバー工数レポート
メンバー工数レポートでは、要員別の工数予算と実績を確認することができる。
集計単位は、人月・人日・時間・分の指定が可能である。
以下条件指定が可能で、要件に応じて集計条件を変えることもできる。
〈集計条件〉
・全社
・取引先
・プロジェクトカテゴリ
・部署
・プロジェクト責任者
・プロジェクト名
「InnoPM」は、最大2ヶ月間無料で全機能を使うことができる「無料トライアル」が可能だ。
他のレポートについては、「無料トライアル版」でぜひ確認してもらいたい。
3.4.データ取込/データ出力
「InnoPM」はCSVデータ取込/CSVデータ出力機能を持っている。
マスタ登録時や、自社向けのレポート作成時に活用することができる。
〈CSVデータ取込〉
・要員
・プロジェクト
・取引先
・部署
・役職
・雇用形態
・工程マスタ
・売上ステータス
〈CSVデータ出力〉
・損益データ
・顧客別損益データ
・工数データ
・出退勤データ
・タイムシートデータ
4.導入実績
「InnoPM」は、導入企業数800社以上、発行アカウント数10,000以上という高い導入実績をもっている製品だ。通信、建設、物流、システム開発などプロジェクト型事業を行う様々な業界の企業に導入されており、数人規模の中小企業から1,000人以上の大企業まで幅広く活用されている。「InnoPM」を導入した企業が抱えていた課題や、導入効果についても参考にしてもらいたい。
「InnoPM」導入前の主な課題
- プロジェクトやメンバーごとの作業状況を可視化したい
- 工数状況と売上のバランスを可視化したい
- 外注費と工数原価をセットで管理したい
- 顧客別、プロジェクト別の損益管理をしたい
- 工数管理だけでなくKPIを設定し業務ごとの生産性や利益率を可視化したい
「InnoPM」導入の主な効果
- Excelに比べて入力が容易で、入力工数が削減された
- 見えづらかったプロジェクトごとの利益や生産性など数値が見えるようになった
- 豊富なレポートにより様々な情報が会社内で共有されるようになった
- 情報が可視化されたことで社員の意識改革が進み、生産性向上につながった
- 経営会議用のレポート作成工数が削減された
5.料金
2016年8月現在の料金は下図のとおりとなっている。
料金については改定されることもあるため、申込前に必ずホームページで確認してもらいたい。
6.導入の流れ
導入の流れは下記のとおりとなっている。
最大2ヶ月間無料トライアル可能だ。まずは無料トライアル版をぜひ試してもらいたい。
①ホームページから無料トライアルのお申込み
②無料アカウント発行(最大2ヶ月間有効)
③正式申込み
④正式アカウント発行(正式申込から最短1営業日内で発行)
7.まとめ
今回、導入実績800社以上という高い実績を持つ、プロジェクト管理・工数管理ツール「InnoPM」について詳しく話を伺った。プロジェクト管理・工数管理ツールは数多くあるが、「InnoPM」のリッチなインターフェースと標準搭載22種類という豊富なレポートはとても魅力的だ。「InnoPM」を活用することで、プロジェクト・工数の一元管理や情報の可視化がさらに加速するだろう。ぜひ活用してもらいたい。