【最新版!】どこよりも詳しいメールマガジン成功のポイントとおすすめ製品

 

90年代終わり頃から普及し始めたメールマガジンですが、2016年現在でもメールマガジンは効果的なマーケティングツールとして様々な企業で活用されています。
メールマガジンは顧客との関係維持や、自社のサービスや製品の魅力を広めるためにとても有効ですが、ポイントを押さえずに運用してしまうと逆に自社のイメージダウンつながってしまいます。

この記事では、こらからメールマガジンを始めたい企業やメールマガジンの効果を高めたい人向けに、メールマガジンを企業で最大限活用するためのノウハウをプロの視点から解説します。
この記事を読めばメールマガジンの活用ポイントを抑え、自社の強力な武器としてメールマガジンを使いこなせるようになるでしょう。

1.メールマガジンの概要

メールマガジンはマーケティングツールの1種で、購読者が求める情報や企業側が購読者に伝えたい情報を定期的に配信するとてもシンプルなものです。

Webサイトに訪れた購買者や情報自体を求める人に情報を配信することにより、企業の認知度を上げたり、サービスや製品の売上を伸ばすことができます。
次の章では、メールマガジンの種類について詳しく紹介します。

2.メールマガジンの種類

メールマガジンを運用する際は、そのメールマガジンの目的によって最適なメールマガジンの種類を選択しましょう。

2.1.広告型メールマガジン

広告型メールマガジンは製品のセール情報やセミナー開催の告知などを目的に配信するメールマガジンです。
実際に一度製品を購入した人へ配信することで、リピーターの獲得が狙えます。また、メールの文面内に製品ページへのリンクを挿入することで効果測定を容易に行うことができます。

2.2.ブランディング型メールマガジン

ブランディング型メールマガジンは企業の認知度向上を目的に配信するメールマガジンです。企業の取り組みやWeb上のblogなどの新着コンテンツなどを紹介し極力宣伝を含まない形で配信します。企業のブランドを読者に感じてもらうことで、読者と企業の距離感を縮め今後の営業活動において有益な効果をもたらします。

2.3.サマリー型メールマガジン

これはある特定の期間を決め、その期間内のWebコンテンツや出来事をまとめて配信する形のメールマガジンです。今ホットな話題をまとめて読者に送ることで、インパクトを与え定期的に読んでもらえる確率が高まります。情報サイトなどで多く使われているメールマガジンです。

3.企業でメールマガジンを活用するメリット

ここではメールマガジンを企業で活用するメリットを解説します。メールマガジンは「マーケティング活動」の1つです。しっかり基本的なメリットを押さえた上で自社に合った運用を行いましょう。

3.1.広告費用の低コスト化

メールマガジンを発行する仕組みを作り上げてしまえば、あとはメール文書を書くだけで定期的にお客様にアプローチすることができます。
広告費用を削減するだけでなく業務の省力化にもつながります。

3.2.購買に繋がる確率が高い

メールマガジンを通して質の高い情報を届けることが大前提となりますが、メルラボの意識調査によると、メールマガジンをきっかけで商品を購入したことがある人が約50%に及ぶことが分っています。これは、FacebookやLINEでの調査結果が数パーセントであるので比較すると、まだまだ、メールマガジンがマーケティングツールとして廃れていないということが分かります。

メルラボ

3.3.企業が届けたい情報を見込顧客や既存顧客にプッシュできる

Web広告やホームページでの宣伝の場合、お客様自身で欲しい情報を選択することになります。
一方メールマガジンは、見込顧客や既存顧客に対して、企業が届けたい情報を届けたいタイミングで直接届けることができます。「情報をプッシュする」と言います。
情報をプッシュする事により、WEB広告やホームページでの宣伝以上に情報を受取ってもらえる可能性が高まります。

上記のようにメールマガジンはうまく活用すれば、コストを抑えて効率よく顧客の購買意欲を刺激することができます。

4.メールマガジンを始める前にしっておくべき法令

メールマガジンの概要やメリットが分かり、さぁはじめよう!とした時に注意するべき点があります。
これを知らずに運用してしまうと、法令違反になってしまうこともありますのでしっかり注意して運用しましょう。

特定電子メール法

特定電子メール法とは、2008年12月1日に施行された、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」のことです。詳しくは、総務省の特定電子メールの送信等に関するガイドラインをご参考いただければと思いますが、ポイントとしては以下になります。

  • オプトイン方式の義務
    メールマガジンを配信する際、企業は事前の承諾による同意の取得(オプトイン方式)と、その同意を証する記録の保存が義務付けられています。つまり同意を得ることなしに、メールマガジンを配信することは原則禁止となっています。
  • 表示義務
    これはメールの受取り手に過去にメールの受取り手が同意したものであるということを表示する義務です。「本メールにお心当たりがない場合はコチラ」といった問い合わせ先や、配信者の氏名又は名称を入れるといった一定のルールがあります。
  • 罰則
    法令違反が発覚した際の法人に対する罰金の金額は3,000万円以下です。
     特定電子メールの送信を依頼した者や、電子メール広告業務を受託した者が行政の命令対象に含まれますので、必ずルールを守ってメールマガジンを配信しましょう。

上記はポイントしか述べていませんので細かい点については、必ず総務省の特定電子メールの送信等に関するガイドラインで確認して下さい。

5.絶対に避けるべき3つの失敗ポイント

法令もある程度把握されたので早速運用開始と行きたいところですが、その前にメールマガジンの運用における失敗例を解説します。
成功パターンはどの製品・サービスにも当てはまるとは限りませんが、失敗例はいかなる場合でも失敗する確率が高いと言えます。失敗例を把握し、失敗をさけるためにしっかりと準備して運用を開始していきましょう。

5.1.ゴールを決めずにメールマガジンを配信してしまう

失敗パターンの1つとして、ゴールを定めずにメールマガジンをはじめてしまうケースがあります。ゴールを設定せずやみくもにメールマガジンを定期配信するだけでは、仮に一時的に売り上げに貢献したとしても、その要因を振りかえることができず次なる新しい施策が打てないという事につながります。
まずは以下指標の設定から始めるのが良いでしょう。

  • メールマガジンの開封率
  • 開封後の製品サイトへのクリック率
  • コンバージョン率

5.2.読み手にとって価値のない内容を配信してしまう

これはメールの受取り手として経験されたことがある方も多いのではないでしょうか。
タイトルをみただけで開くのを辞めてしまったり、しばらくしてそっと解除処理をするなど、受け手にとって価値のない内容を配信してしまうと、折角のメールマガジンは意味がないものとなってしまいます。以下を意識してメール配信すると良いでしょう。

  • ターゲットを絞る
  • ターゲットのニーズを分析する
  • 興味が出るタイトルをつける
  • ニーズを満たす記事を書く

5.3.マーケティング施策としてメールマガジンだけにフォーカスしてしまう

メールマガジンはあくまでマーケティングの一つの手段でしかありません。
自社製品の魅力を伝えるということが目的なので、メールマガジンだけにフォーカスし、ホームページや購買方法の利便性をなおざりにしてはいけません。総合的にマーケティング施策をおこない、サービス向上を目指して下さい。

6.メールマガジンを成功させる4つの必須ポイント

では早速メールマガジンを導入しよう!という方のために、ここではメールマガジンの始め方をステップ別に解説します。

6.1.配信方法を決める

企業でメールマガジンを配信する際は有料のメールマガジン配信サービスを利用するのが一般的です。
「まぐまぐ!」などの無料メルマガ配信システムを利用するという方法もありますが、このようなサービスで配信すると「不要な広告」が掲載されるため企業イメージの低下につながります。

また、メールサービスによっては配信方法によってスパム特定されやすいサービスがあるので、実績のあるしっかりとしたサービスを利用する必要があります。主なメールマガジン配信システムについては、後述してますので参考にして下さい。

6.2.目的に沿って配信内容を決める

配信方法を決めたら、次に目的に沿って実際に配信する内容を決めましょう。
そのメールによって、誰にどんな情報を届け、どういうアクションにつなげて欲しいのか?を意識して設計しましょう。どの種類のメールマガジンが目的に一致しているのか上述の「1.1.メールマガジンの種類」で確認して下さい。

6.3.配信ルールを決める

メールマガジンを始めるにあたり、以下配信ルールを決める必要があります。

  • 配信担当者
  • 配信頻度
  • 振り返り頻度
  • メールタイトル及び本文の文字数
  • 効果測定方法

これらの配信ルールをきちんと設定し、PDCAサイクルを回すことでよりメールマガジンの効果を上げることができます。

6.4.効果を計りながらルールに沿って配信する

運用で大切なのは 「継続は力なり」 です。すぐに効果がでないかもしれませんが、効果を計り新しい施策を地道に続けることで成果が目に見えてくるようになります。メールマガジンで高い効果を上げている企業は多くあります。しかし成功パターンは企業によって異なります。現在高い効果を上げている企業も最初は効果を計りながら新しい施策を地道に続けることで成功パターンを見出し、高い効果につなげる事ができるようになったのです。

7.主なメールマガジン配信システム

ここでは、実際に多くの企業で活用されているメールマガジン配信システムを紹介します。
製品を選ぶ際の参考にして下さい。

製品名

提供元

費用

備考

blaynmail

ブレイン株式会社

2,000円/月 から

クラウドサービス
導入実績6,700社以上
お試し期間7日間

Combzmail

株式会社コンビーズ

2,300円/月 から

クラウドサービス
導入実績16,170社以上

Cuenote

ユミルリンク株式会社

<クラウド>
5,000/月 から

<オンプレミス>
2,250,000円から

クラウドorオンプレミス
導入実績900社以上
アンケート機能なども搭
無料体験あり

WEBCAS e-mail

株式会社エイジア

<ASP・SaaS>
10,000/月 から

<オンプレミス>
4,000,000円から

クラウドorオンプレミス
導入実績2500社以上

7.まとめ

この記事では企業でメールマガジンを活用するためのノウハウをプロの視点から分かりやすく解説しました。
メールマガジンを導入しようとしている方は、気を付けるべきポイントや費用感が把握できたのではないでしょうか。メールマガジンは製品によって機能が異なります。次は自社でどのようにメールマガジンを活用するか検討し、検討した上で製品の選定に進んで下さい。